詩人:saixai
何もかもが
最初から
ごみだった
かもしれない
何もかもが
最初から
無意味なものだった
かもしれない
何もかもが
最初から
大切だった
かもしれない
何もかもが
最初から
ダイヤモンドの原石の様
かもしれない
遡った記憶の中で
思い当たる節なんて
幾らでもある
遡った記憶の中で
想像できる可能性なんて
幾らでもある
過去から見出す
未来を描くための道標
過去から見出す
今を生きるための道標
何もかもが
最初から
なんでもなかった
かもしれない
今 ここに
ごみが転がってるなら
それは
ごみにしてしまったに過ぎない
それって
本当に ごみですか?