詩人:未知
「自分の人生を生きなよ」、って言われて...
だけどそれって、よくわからないな
私は私。いま、生きてる。ここにいる
精一杯やってるつもりだけど
なにかが、足りないように見えてるの?
「やりたいことをやるだけじゃダメ」
「意味を探さなきゃ」
「もっと時間を大切に使わなきゃ」
助言ばかりの偉そうな彼女
グサリ。
私の人生に土足で
踏み込んできたかと思えば
ぜんぶ知った口調で、語る語る語る...
人の心を荒らして
なぜか、楽しそうに笑ってる
過去もいまも、そして未来も
私は不幸だと決めつける
...どうして??
空を見上げ、その眩しさに
また何度も大きくため息を吐いては
これからの道にきっと、あの太陽が
いつも輝いていると。
そっと言い聞かせてる
変わらないことがたくさんあるけど
変えられることもたくさんあるわ
何をしたって時間は過ぎていく
いいえ。何もしなくたって
時間は過ぎていくの
だから貴女も、
あなたの人生を生きるべきだわ
他人の心配なんかしてないで。
涙の雨が降れば、足跡なんか
どうせすぐに跡形も無く消えてしまう
そして日が差して、また私は
美・し・い・も・のを探しにいくだけ
そう。それは、絶対に貴女じゃないわ
だから貴女に用はないの