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詩人:甘味亭 真朱麻呂
そして夢から覚める
覚めたなら新しい今日におはよう
寝ぼけた頭を熱いコーヒーで起こす
顔を洗う やることだけやっていればいいかっていうとそうでもないらしいな
だけどそのやることにさえ苦戦してる僕はだめな奴なのか
時々思ってはなんだかむなしくなってまたもため息
ああ 僕らはこの長い人生の中で 小さくすれば1日のその中でどれだけの事やれるの?やり遂げられるの?今こんな自分でも何かできることはあるの?
気になるよ気になるから仕方ないので僕は探してるんだ それを探してるんだ
それがなんなのか探しながら見つけて行こうとなにを探してるのかまずはそこから
明日も明後日も歩く距離はだいたい同じくらい 時間も同じ速さで進む 立ち止まってても風邪を牽いても探すのだけはやめません
その何かを探すためにいろいろ大変な思いをしながら捨てたり拾ったり失ったり得られたり
さよなら はじめまして重ねる 何度でも毎日毎日
僕が探してるのがなんなのか考えて考えて判別しながら いつもいつも…
ほらちょっと 寄り道しようよ散歩に出ようよ
今よりもっと自由になりたいって
つまらないこの世の中に縛られたくないって本音で素直になって語り合おうよ
本当の心隠さないとだめなときもあるけど
僕といる時くらいは僕の前くらいでは本当のこと本当の君を本当の心を見せてほしいよ かまいはしないから ほら思ってることぜんぶ吐き出してごらん 僕みたいに愚痴を言ってもいいんだよ
すさんだ心の汚れを磨いたみたいにきれいに洗い落としてくれるのは
枯れてる気持ちを潤してくれるのは君以外にはいないのだから
本気の本音で向き合って恥ずかしがることなんか何ひとつないんだからさ
月の明かりがふたりのいつも歩く道を照らしてるよ
足元に影はできて伸びていく空は夕暮れ
時間もそれにつれて日が落ちるのが