詩人:どるとる
ああ 地球が目を閉じるように 暗闇に閉ざされた夜
月明かりが誰かの帰り道を照らす夜
足元をちゃんと確かめてこの街のありふれた夜から目をそらさないで歩こう
自販機に並ぶ
缶ジュースとコーヒー
どれも飲み飽きた
ものばかり
それでも買ってしまうのは心に潤いを求めたい気持ちがそうさせてるのかな
ずっと探してた
答は気づくと
忘れていて
それでも
ふと気づくと
また思い出して
その繰り返しの中で思うよ
どうして僕は生きてるんだろう?
どうして僕は生きていくんだろう?
きれいごとは蚊帳の外
ほんとうの気持ちだけ沈まずに浮かんだ
みょうに素直になれてしまう
いつもとは違う
街の夜
だけれどどこにでもある街の夜
吐き出すため息さえ
愛しくてしかたないよ。