詩人:甘味亭 真朱麻呂
冬になればもうすぐ雪が降るのかな
そんな事思ってはまたいつの間にやら
眠っていたみたいだ
冬は重い足取り僕は扉を閉める なかなか鍵が掛からないのでいらいらしながら
くだらないことにいらだつ毎日は雪が降れば冬になれば終わるというのだろうか
どうなんだろう?
こんな毎日やこんな毎日に適当にやることだけやってただ身をまかしてる僕って
目覚めりゃまた笑えるから 笑えるのになぜだか今だけは涙抑えきれないのさ
涙冬に溶けて寒さにやられないように
着込んだから平気さ
でも僕らは心までは着込めずに凍えたまま
代わり映えない日々だけ過ぎただつなぐのに忙しく忙しくしてるだけ
続いてく何かもどかしくて何か足りない冬の色に染まった街続いてくホワイトストーリー
紡いでく僕とキミで歩いてく
笑い泣き迷い悩み
苦しみながら 冬は雪を降らせ 流れてくどこまでも どこまででも
まるで終わりを告げるかのようなさびしさを与えるよ
冷たさが身にしみて心のわだかまりほころんでくよ
両手を重ねてそしてかざして雪の冷たさを確かめるから
今が冬だと思えるんだな
今が冬だと気づくんだな
あらためて気づくんだな
あたためてよ 冷たくなった両手をこするように抱きしめもしてよ
心に咲くのはスノーフラワー 歩き出せば短くて早い振り返れば長く遠い旅だったと思うんだよ時を重ね何はともあれ大人になった今になりはじめていえることがあるだけましさ
来年も再来年も
ずっと こうやって続いてくように
祈る声は寒空の向こう輝く月まで届くといいな 唇と唇を重ねるようにいつも一緒に心からつながっていられたならそれだけで冬も暖かい 毎日が楽しくなる 楽しく過ごせる 楽しい人生になる キミがいるだけで こんなに寒い冬も大げさだけど春みたいにあたたかくなるんだそんな想いひとりつぶやいて。