詩人:旅人モドキ(左利き)
ついてく ついてく くんくん犬やら付いて来る丘を独り下りていく心のおれを見すかすように海まで到るならば堤へ上るおれより先まわりをなでるな なでるな わきでる情など堪らないで店へと入るおれの後を追い幼い児を泣かしては童らに退けられておれの前から去れば影もなくおいてけ おいてけ ぐんぐん犬なら放って進め