詩人:ゆにこ
知っているのよ
当ててみせようか
あなたはあたしがすきなんでしょ
図星なんでしょ
すきですきでたまらない...
ベッドの中で
あたしのことばっかり
かんがえてるんでしょ
あたしの姿をみれば
目で追いかけて
あたしの声をきけば
しずかに耳をそばだてて
あたしの言葉が
魔法のように
くりかえしくりかえし
うごめいているんでしょ
約束なんてしないけど
永遠なんて信じないけど
勝手にすればいいじゃない?
あたしだって勝手に
しているから。
あげると決めたのは
ひとりだけ
心に決めたたったひとりだけ
夢中になるのは
ひとりだけ
めちゃくちゃにできるのは
あの子ひとりだけ
はじめに断っておくけど
あたし
あなたの物には
ならないとおもうわ
それでもあたしの物になりたいって
いうならチャンスを
あげてもいいけど
椅子はひとつしかないから