詩人:壬治
そろそろ治りそうだった傷も誰かの態度で悪化して傷口はどんどん広がって・・塩を揉みこまれるようなそんな苦しい言葉ばかり心に鉛のように溜まっていく化膿して腐っていってぜんぶ壊死してそう何も感じない人形のように現実はとめどなく時間だって止まらない果てしなく敷き詰められたこの悲しみを前にしてしずかに途方に暮れている