詩人:soul
街に出れば雑踏
隣歩く人は知らん顔で
皆携帯電話で忙しそう
そういやいつだか
こんな夢を見たな
もしかしたらこれも
道を歩けば今日も
同じ様なリズム
同じ様な会話
匿名希望で
声張り上げるんだ
それは嬉しくないな
例えば
そこ行く人
あなたをAとして
僕をB
話をしようじゃないか
犬猫なんだって良いんだ
とりあえずまず分かり合いたい
会話をしよう
例えば
そこ行く老いた犬
君をAとして
僕をB
話をしようじゃないか
例えばそうだ
樹齢何百の大樹
あなたは知っているだろう
あなたをAとして
僕をB
話をしようじゃないか
僕の知らない世界を教えてくれよ
街に出れば雑踏
隣歩く人は知らん顔
でも
そんなあなたと心から話がしたい
だから
さあ
話をしようじゃないか