詩人:さきネコ
そよ風舞い散る 夏の空
不確かなものが 輝くのさ
暑い日差しの中に 見つけたものは
何より代えがたき 宝物
いくつもの日々を越えて
僕らは 前を向いて歩いていけるよ
届かないと思っていたけれど
時の結晶は 今も揺るがない
僕にとって君は
世界という存在の
煌めく中心の一瞬に
溶けあう友情と証と気持ち
曖昧な記憶 始まりは未知数
その一歩は いつも直感で
時折迷い 見失うこともあるけど
導いてくれるのは いつも同じ光なんだ
それ以上は確か
明るい保障はなくて
だけどそれでいいんだ
僕らは気づけば 自ら歩んでる
臆病で弱くて
定まらない心だって
これから先に
何通りも姿を持っているから
めくればそれは未来
裏返しては染まる
覚えているかな?
あの日の空
孤独と向き合った季節
名もなき花の
確かな喜び
素直な感情
そして触れあえた
温もりと笑顔
「大丈夫」と、「好き」