詩人:どるとる
ただそばにいるだけ
それだけしかできない僕なのに
君はただそれだけで満足だと言うけど
僕はそんな素敵な言葉が出来すぎてて疑ってしまった
僕を照らしてるランプ
君にはあたらない
僕だけを悲しく照らしたまま
君の座ってたイスに残るぬくもりは
まるで月明かりのように今でもかすかな淡い光を心に届ける
君は空の上
背の低かった君は今や僕より高い空の上
会いたい
会えない
月明かりは
君を照らすには
遠すぎて届かない
生ある僕は素直に笑うことさえできないまま
虚しさに涙さえ枯れ果て
思い出の重さに
押しつぶされてる
素敵な思い出であればあるほど君のいない今が悲しくて悲しくてしかたないよ。