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詩人:快感じゃがー
祈りさえ
無意味なことに思えた夜
そんな自分も
不甲斐なく
何処か
汚れてしまったように
感じていた
君が遠ざかったのは
たぶん
私のせいで
ぎこちなく息絶えた
答えも辛かった
精悍な横顔
とても痛いから
このまま
どうにでもなれって
半分、腹を括って
降り止まない雨に
身を委ねてしまって
それから、しばらくは
何にも言えずに
後悔だけで
心を埋めたんだ
尊厳死だとか
安楽死だとか
そんな言葉たちの
軽んじられた
甘い響きで
やり過ごしてやろう
なんて
ちょっと
卑怯だった自分
垣間見る過去に
まだ、縛られていて
結局
何の進歩もないことに
気づかされる
踏み切りのタイミングを
計り損ねた後の
世界の気まずさ
酷くみすぼらしい
淀みがかった
けれど、価値ある敗北
もっと
汚れてやればいい
そんな低姿勢
派手に。
泥臭く。
私は生きてやる