詩人:アイ
今日は約束したデートの日
そんな事を忘れていつもどうり仕事する彼
別れたのだからもう無効の約束
私から告げた「さよなら」を
友達も親も知っている
もう交わる事の無い二人
ただ一人結婚を考えた男
内緒のプレゼントにバースデーケーキ
気合いを入れてクリスマス会
大掃除に年越しそば
たまのイベントで二人の家庭を作る
狭い部屋でペットも交えて
それが夢や理想ばかり語る私に出来る二人の未来への@ページ
稼ぎが少ないから毎日は暖かいご飯用意してあげれないけど
まだ二人の時間が一つじゃないから毎日家事をする余裕もないけど
人生と向き合う勇気をありがとう
素直な自分を引き出してくれてありがとう
幸せをくれてありがとう
笑顔をありがとう
愛情をありがとう
別れても好きでした
本当は約束の日にあなたの元へ行く用事を作って向かった
あなたも覚えている事を願っていた
消せない過去に触れ温もりを忘れられずに
友達も親も知らないここに想いを込めている今
約束を果たして欲しかった
会って抱きしめて欲しかった
ずっと離さないでいて欲しかった
私が決めた事なのに何故かこんなに辛い
まだ幼い彼に愛想つかしたつもりでいたのに
まだ幼い自分に愛想をつかしている
また違う男の腕の中で偽りの自分を作る日々
辛さも寂しさも全部笑ってさえいれば騙せると
何故涙が出るのかわからずに眠る独りの夜