詩人:朧
小さく別れる雲達は
細かくて色んな形で
喧嘩をした後みたい
別れてゆく恋人達は
悲しくて泣きたくて
まだ寂しそうだった
夕日に照らされてる
赤く染まる情熱の色
曇空に変わりがわる
暗く埋まる悲しみ色
自然へと例えてみた
そのままの壊れた家
組み立てられた木は
脆く折れてしまった
また仲良くなりたい
願っても叶わない夢
電信柱から走る配線
人間関係の様に絡む
複雑に絡み合う構造
解けない悪夢みたい
世に電気が無ければ
地球は静かだろうか
蝕まれずに済むのか
貴方に会わなければ
静かだっただろうか
満たされず済むのか
光とは一瞬足りとも
同じ時をもたない物
私が今生きる光なら
刄の様に例えてみる
いつか刃こぼれして
輝かなくなるだろう
貴方が旅立つ時まで
私が箱舟になるから
箱舟を乗り捨てると
私から自由になれる
私で遊んでもいいよ
偽りの笑顔や嘘の話
騙し続けてもいいよ
一時的な遊び道具で
壊されても構わない
私は気付いてるから
壊されても構わない
ただ傍に笑顔で居る
どれだけ突き放され
痛い別れの時だって
隠して偽る泣き顔で
さよならを飾るから
私の光を捨てたなら
先の光へ突き進んで
明るい未来を手にし
私を忘れて…ずっと
笑顔でいて下さい…