詩人:春欄
今朝も 戦闘開始のゴングがなる子供を 送り出し化粧という マスクを被る車に乗り 通勤ラッシュと対戦遅刻せず まず一勝職場は男ばかり…同僚と意見が合わず対戦意見が通った 二勝目小さくガッツポーズお客様との対戦惨敗……夜の十時に 帰宅マスクを脱ぐ…そして、子供の寝顔に 懺悔する「今日も、遅くなってゴメン」そっと…そっと…布団を かけ直す…子供の寝顔を 肴に晩酌戦いの後の 静かな一時に 乾杯…