詩人:栢徠
死神は泣いていたごめんなさい、ごめんなさい死神は謝りながら泣いていたあなたの命を奪ってしまうからあなたの大切な人を悲しませてしまうから死神は泣き、少女は微笑んだなんであなたが泣くの?私が死ねば家族は助かるわ私の治療代をもう払わなくてすむもの少女は笑いながら目を閉じた少女は思ったあなたが泣いてくれたから私は笑いながら死ねるんだ優しい死神さんありがとうそう思いながら少女は死んだいつまでも死神はただ少女のために泣いていた