詩人:咲麻
身につけていたものを全部脱ぎ捨てて温かな雨に打たれよう短く切ったばかりの髪からぽたぽたと冷えたしずくが滴り落ちる洗い立ての下着を身に着けて薄手のワンピースを一枚まだ春は少し遠くて火照った体にその風は心地良い溜めていた映画格好いいだけの主人公が泣いている果汁100%のミックスジュースを飲みながら煙草をくわえ火をつけるその煙が目にしみてほんの少し、泣けた