詩人:亜子
あの夜空からひとつまたひとつ散りゆくものさえこの身をあたためるむきだしの手や頬は冷えてゆこうとも足を埋めるそれが僕が知る愛だった僕の末端からセラフが採った赤い林檎の実押しいただき抱いて明日へ飛ぼう加速をつけて風きって僕らをとりまく事情は疑惑は雨は霧は風は逡巡は銀河の彼方目をつむるその一瞬君の願いに我が身を励まして今僕は夜空をわたる赤い流れ星