詩人:リコ
感受性を操作する
神の手の中
リモートコントローラー
奪い去りたい
いい加減にしてくれないか
黒髭ジジイ
イメージ上
美しい世界
奏でるは
札束の弾ける音
皮肉一口
よく噛んで味わってくれ
スプリングベッド
六感がけたたましく
血を逆撫で
皮を剥ぐ様な狂気
倒れ込んで
咽び歌う
数時間後には
疲労と虚無しか残らない
次生まれてくるなら
音になりたい
天に吐いた奇声は
自分に全部
帰ってくるんだ
それなら
地べたに吐いた唾は
地嶽にいるあんたに
したたり落ちると
願っているよ
あいつは神だと
騒ぎ立て
救われたと
喋りまくる事も
あんたにとっちゃ
所詮雰囲気
受信機データ整理後
そのまま
安っぽい鎧に変わるんだろう
ロックは飾り立て
おままごと
おりこうちゃんになりたいのか
ぶっ壊したいのか
エクスタシー狭間
さっぱりわかんないね
ああそう
皆そうなんだろうけど
あんたの頭ん中にある
キレイなファック
温いロック
気色悪くて吐き気がすんだ