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詩人:saixai
見上げた空に浮かぶ雲は
二度と同じ形になることなく
風に乗って流れ行く
奇跡的な光景も
一瞬の夢のように
霧の如く散って消え行く
大きな溜息ひとつ
吐き出した瞬間
風が浚って過ぎ行く
迷いにまかせ
覚悟もなく過せば
中途半端
世間の流れに
追い立てられた?
違うね
覚悟のないまま
二度と戻らぬ時間を
過しただけさ
言い訳がましい
責任転嫁な発想は
止してくれよ
選択肢の多さに
迷いのまま決断せず
ひとつの覚悟も持たなかっただけ
当然の結果を実演したようなもの
わかってたことさ
そういう時間も
過してみたかったのかもしれない
今は大きな岐路に立って
そろそろ覚悟を決めようかって
思いたくなった
何かをしたくなる年頃
そういう時期を迎えて
新しい風を感じる