詩人:まとりょ〜鹿
この世界に麻酔など要らない
既に全身で麻痺し始めてるから
ねぇドクター答えて
この目に映る澱んだ影
良性なのか悪性なのかを
僕みたいなバカに
つける薬などありゃしないが
時折こんなバカが
何かのカンフル剤となる事もあるかも
ねぇドクター教えて
この無知な僕にも
改革手術の助手位は務まりますか?
疑問を持つ事から
何かは始まったゆくのだけど
その答えを
明確に示す事の出来る大人がどれだけ
この世界に居るのか
僕もいずれは大人になって
この先の世界と嫌でも向き合って行かなきゃならない。
でもその前に
やっぱり教えてよドクター
この世界の余命はもってあと何年でしょうか?