詩人:もとり
気まぐれに振り回してた貴方と
別れてもうどれくらいたっているのか
独りで泣いて叫んで
貴方を求めて
ただずっと
貴方に焦がれて
でもまた笑える様になった
一人で何でも出来るようになった
時間を埋めてくれるお友達も増えた
仕事は相も変わらず忙しい
貴方が傍に居ない生活にも慣れた
携帯に触れる回数も減った
思い出す事も少なくなった
似た人をもう目で追ったりもしない
喧騒の隙間から貴方の声が聞こえたりもしない
一人でこれからも
生きていけると思ってた
だから今更
気まぐれで連絡をしてこないで
困った口調で甘えてこないで
優しい瞳を思い出させないで
貴方を忘れる為に費やした時間を
無駄に変えないで
勘違い、してしまうから
貴方のその気まぐれな優しさに
貴方にも私が必要で
私にも貴方が必要だと