詩人:快感じゃがー
「愛してる」なんて
気障な台詞
ねだってるわけじゃなくって
だけど。たまには...
ときどき。定期的に...
夢を見せてくれませんか
わたしはうさぎ
さびしいと死んでしまう
あなたが求めるとき
私は微笑むのに
私が
そうするときには
あなたは手を振りほどく...
あなたは、あまりに淡白で
いとも容易く
掻い潜ってゆくから
急に不安に
なってしまうのよ
ねぇ?
どんなに
見つめようとしたって
そこに空がないなら
きっと、結果は同じ
あなたがいつも座る
その窓側の席に
私は明日の展望を求めて
少し、ほんの少し。
手を伸ばしてみる...
それだけの
かすかな勇気を
ぐっと振り絞って
現実を知って
傷ついたなら
また、眠りにつくの
どうにかしてほしいだけ
心はすでに
奪われているから