詩人:サトリ
何でだろ
何で
気付かなかったんだろ
君が誰よりも好き
君を誰よりも大切に想ってる
君を一番に考えてる
僕の中に芽生えた
多くの君への感情
その一つ 一つが
いつの間にか君への重荷になっていたんだね
優しくて 僕を想ってくれてる君だから
無理して
両腕で持ち続けてくれてたんだね
ごめんよ
気付けなくて
やっぱり謝っちゃうね
だからしばらくは
その荷物を預かるよ
君の疲れがとれるまで
君の息が整うまで
僕が運んで行くから
いつものスキップで
また馬鹿みたいに
笑っててよ
遠目に見る君の笑顔は
何にも変えられない
僕だけの
宝物
だから
そのうちまた
笑ってみせてね
そして君がまた元気になった時は
預かってた荷物を返すから
今度は
中身は少ないけど
大事な物が詰まってる
そんな荷物を渡すよ
そして微笑む君を見て
その時僕は
「生きててよかった」
って
思うんだね