詩人:カィ
何も話すことないの知ってるくせに
電話でたらどりあえず
どーしたの?
って聞くのやめない?
話すことあったのに忘れたって
嘘ついたら
珍しく二日酔いした話とか
パチンコで3万円勝った話とかするからさ
あなたがするたわいのない話が聞きたくて電話したのかもね
とか、思っちゃうじゃん
答えはいつだってひとつじゃなかった
どうしようもなく会いたい朝は
空を飛ぶ練習をして
答えはいつだってひとつじゃなかった
どうしようもなく泣きたい夜は
星になる夢を見て
この光りをあなたが見つけてくれるのを待つわ
どーしたの?
って聞かれたら
“声が聞きたかっただけ”って
何も話すことないの知ってるあなたに
言ってやるんだから。