詩人:夕凪
夕立の後に
綺麗に架かる虹
そんな景色に
キラキラと
瞳を輝かせ
見上げる
故郷の友の
嘘のない言葉
落ちる涙もまた
嘘のない涙 ‥
明日が晴れなら
懐かしい浜へ行く
明日が雨なら
古家の窓越しの
見慣れた路地を
散歩しよう ‥
どこに居ても
潮の香りは
届いてくるよ ‥
瞳を閉じれば
そこはいつでも
温かな
海辺の町になる ‥
いつでもそこで
愛する人達が
待っている ─‥
この町が
私の
帰れる場所 ‥
潮風の町
私のふるさと ─‥
たとえ離れていても
愛している ─‥
温もりが
聞こえてくるんだ ─‥。