詩人:凜一
ゆうべは雨音にジャマされて
うまく届かなかった愛のことば
今日は透明な空に
まっすぐに響くから
何気ない会話でも
君の声が、こんなに
こんなに愛しいよ
本当に欲しかったもの
甘いセリフとか
口約束じゃなくて
ただ君が君でいてくれるだけでいいと
一瞬の寂しさのなか
やっと気付けたよ
どうか離れていかないで
明日もあさっても
君が幸せでありますように
君に触れる
抱きしめる
その度に
強く、強く
願うこと
そして僕は目を閉じる
君に出会わない人生を考えてみたりもする
そんなものは最初から存在しないんだと確信して
また目を開ける
その瞬間
また君に会いたくなる
僕の日常は
今、確実に
君を中心に回っていて
何十年先も
君がいなくなっても
変わりようがなくて
ずっと懲りずに
君を抱きしめたくて
仕方がないんだろう