詩人:どるとる
不安定な足場を歩くように
今にも落ちそうな現状
心の中に雨が降っているような
そんな気がするから
悲しみは僕からついて離れない
少しずつ 少しずつ
時間が経つにつれて
壊れてゆく
マイナスのイメージが払拭できずに
孤独の宇宙の中ひとり たたずむ小惑星
不安定になる
もっと不安定になる
夜の灯りが切なさをはこぶ手伝いをする
月があたりまえに輝くいつもの夜なのに
いつもとは何かが状況が違うようさ
あしたに抱く様々な不安が 絶え間ない悲しみが押し寄せる波のように胸にぐっと切なさを届ける
不安定になる
もっと不安定になる
あしたのことが気になって仕方ないよ
僕の目の前に広がるいくつもの扉
どれも僕の持ってる鍵じゃ開かないんだ
僕には行き場なんか最初からない
そんな弱気な心で
闇夜に輝く月と
風に揺れる送電線
朝までひとりきり
壁とにらめっこ
不安定な気持ちは
まるでブランコのように波があるから
つきあいきれない
さあ 歩き出すなら今です
思いとどまらないで
窓を開けて
飛び出そう
飛び立つ
鳥のように
月があたりまえに輝くいつもの夜なのに
いつもとは何かが状況が違うようさ
あしたに抱く様々な不安が 絶え間ない悲しみが押し寄せる波のように胸にぐっと切なさを届ける
だけれど僕は歩いてゆく 持ち前の我慢強さと諦めの悪さで
最初の一歩を踏み出そう
その一歩が未来をつくるんだ。