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詩人:快感じゃがー
今日も雨...
憂鬱な日のリフレイン。
思わず、ため息がこぼれ
わたしはそっと
まぶたを閉じる
心のまんなかに
沈んでいく
それは
わたしの空から
降り積もる「なにか」
あなたはあの日
魔法の言葉を
手に入れて
わたしはきっと
呪文をかけられた
孤独な世界に
織りなすコトバは
月にさえ届かない。
ちいさな、戯わ言
ここにあるのは
夜空を濁すウソばかり
未来のことなんて
なんにも
見えないの
「もう、二度と会えないんだ」
あなたの甘い夢
その微笑みも
なにもかも。
完璧な人生なんて
どこにもないね
わかってる
わかっている、けど...
いまは真っ暗な闇のなか
出口さえ分からずに
ただ、泣きわめくだけ
そして気づけば
独りになっていたから。
ほんのすこし
懺悔をさせて
ときどき
わたしは
盲目のようだったよ。
見えるはずなのに
「見ること」をしないのは
とても愚かなことだった
素直にその目を
開いたなら、ほら
青空はそこにあったのに...
星が流れるように
さり気なく
かなしみが落ちてゆく
わたしは
押し黙ったまま
拾い集める
ねぇ、彼女。
いつもわたしの
頭のなかで
泣いている女の子
「どうしたら
あなたは笑ってくれる?」
いまさら、何を言ってみても
ただの弁解にしか
ならなくて。
どれだけ試したって
繋がらない
完璧な人生なんて
どこにもないよね
わかってる
わかっている、けど...
ただ、今は混乱してる
無性に悲しくて
とてもくるしくて。
まるで虚無の水槽を
泳いでいるよう
突き当たるのは、壁ばかり
今日も雨...
憂鬱な日のリフレイン。
思わず、ため息がこぼれ
わたしはまた
静かに
まぶたを閉じた