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詩人:どるとる
すぐそばにある
大きな幸せに
僕は今まで
気づけなかったよ
お母さんがいて
お父さんがいて
何不自由なく
生きていられるのに
この心は欲望の赴くままに絶え間なく欲しいものを求め続ける
僕の中の僕から教えてもらったよ
しあわせはいつもここに咲いていると
僕はどうしてそんな簡単なことにも気づけなかったんだろう
何が幸せで
何が不幸せで
何が 何が
僕に足りないんだろう
幸せなんて
ありふれてていいはずなのに特別なものを多くを求めすぎていつの間にか自分さえも見失っていたんだね
しあわせはいつも僕の目の前にあったんだ
見当違いの場所ばかり探して欲望に目がくらんでて大切なことが見えなかったよ
言い訳だけど
幸せのある場所が
わかった今なら
きっときれいな気持ちで生まれ変われる
心についた汚れはたくさんあって
落とすのには時間がかかるかもしれないけど少しずつ少しずつ洗い流すよ
あろうことか僕の中の僕から教えてもらったよ
しあわせはいつもここに咲いていると
僕はどうしてそんな簡単なことにも気づけなかったんだろう
何が幸せで
何が不幸せで
何が 何が
僕に欠けているんだろう
本当の幸せが僕の目の前で今 僕をゆるしてくれた気がした
その時こぼした涙は
きっときれいな涙のはずだ
そして今日も僕はしあわせの咲くこの場所で 必要な幸せだけを愛でながら
心からほほえむのです
汚れはだいぶ落ちたかな
なんてね言ってみたりして。