詩人:甘味亭 真朱麻呂
物語の本を開けば
読み終えたあと
その先のストーリーが知りたくなる
必ずその先がどうなるのか知りたくなる
それと同じなんだ
人生も今を生きたらその先の明日というこのストーリーの続きが知りたくなる
僕は知りたくなる
生きなければ知ることのできないまだ見ない明日を
不安半分期待半分で
僕は眠りながらその眠りの中から目覚めるまで僕はずっと長い夜に揺られて目覚めるのをじっと待ち続ける
その先のストーリーが始まるまでいつまでも待ち続けるんだ
その先のストーリーへ僕はやがて瞼をあけて歩き出すんだ。