詩人:どるとる
いつもそばにいて
その気になればなんでもできるのに
僕はただあなたの背中を見つめるだけ
何かしようとするけどいざって時にかぎって何も思いつかないんだよ
君は優しいから
見返りなんて気にしないけど
その笑顔の裏にはきっと見せられないほどの涙があるはず
僕だってやっぱり
優しさをもらうばかりじゃもういられないよ
だから時間かけても探してみせるよ
僕だからこそ
君にできることを
一緒に笑いあったり
時には泣きあったり
同じ時間を過ごす中で同じ気持ちになれる喜び感じながら
いつもそばにいるなら できることはすぐに見つかるはずだ
何も特別なことじゃなくてもいいはず
たとえばあなたがしてくれるような気配りだっていい
ありがとうって笑ってくれればそれが何よりの宝物だよ
だから僕はいつも君のそばにいたい
繰り返す毎日の中で少しずつでも
優しさとかぬくもりを分けあえるなら
僕は幸せさ
あなたと見る景色ならばどんなありふれた景色でも素敵に見える
ほら今目の前で沈む夕日にしたって
何より素敵な景色のひとつだよ
たとえば僕に何かひとつでも君にできること あるならば
死ぬまでずっと
僕が君のそばにいて
片っ端から思いつくことをしてあげるだけでもいいよね
そばにいて話を聞くだけでもそれは立派な 僕が君にできること
誰でもいいわけじゃない
僕だからできること
怒らないで 嫌な顔しないで 君の言いたいこと 素直に吐き出してくれるなら
真夜中だって朝早くたって話を聞くから
言いたいことがあるなら
言ってほしい
それだけでも僕が君にできること
一緒にいる意味なんてそれでたやすく果たされる
君が笑ってくれるなら。