詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕はどうして生まれたんだろう…?
なんて事いちいち気になり思っていても
ねぇ 意味なんてこれっぽっちにないのさ
きりがない問いかけはそれっきりにして続きのないストーリー
いつか終わりをむかえるちっぽけな命が生まれて死ぬまでの物語 少しずつ書き留めていくよ
僕の歩む道はとてつもないほど長く
それ以上にきっと空は果てしなく広い
だけどわからないことばかりで途切れがちな日々をいつもギリギリにつないで生きています
僕が生きてられるのはきっと半分以上は僕じゃないだれか他の人のおかげ 他人事のように言いはしたけれど
それが真実ではある
気持ちはひどいくらい冷たくなってああとうなだれる
涙がなぜかあふれて止まらない
明日がまったくちっとも見えなくなった
裏切りも偽りももう知りすぎて疲れちまった瞳にほんとに映したいのは
嘘や見栄や繕いなどないただ真っ白な心を持ち互いの存在を認め合い純粋な気持ちとして受け入れて
側にいるだけで幸せになれるというのに
なぜ人はそれ以外の輝く欲望の先へおもむくままの届くはずもない何かを手を伸ばしちゃいけないどこかへ行こうとするの? 求めるんだ?
僕は何かを得て何かを見失い また何度も心をぬらす悲しみで何を知ったというんだ
ただ受け流す会話のようにぼーっとしていただけなのかな
悲しすぎるよ それじゃあまりにも
むなしいだけじゃないか…?
気付かない自分の愚かさに
腐っていく自分に腐りきってから気づく
そんな自分にあきれはててももうあとの祭りで遅すぎるから
そのまえに問いかけよう 永遠の疑問になる前に胸をほろ苦く埋めつくし気持ち悪く残りもやもやさせるこのわだかまりを解くんだ 今すぐにとはなかなかいかないけど
ゆっくりゆっくり今までしてきた自分の愚かさのせいで腐った何かを 心をまた新しい気持ちで埋め合わせるよ