詩人:どるとる
木枯らしが吹く
季節の足音が
空耳のように
聞こえてる胸に
窓を開ければ
つめたい風が
吹くのももう
数えるほどで
襟をたてたくなる
季節はもうすぐ
僕の目と鼻の先に来ています
雪が舞い降る季節は
暑さを忘れるほど寒いから
また夏の暑さを恋しがるのだろう
ポケットにつっこんだ手さえかじかむ
手加減もしてくれやしない厳しい季節は僕の瞳に映る景色を一面真っ白に染めるのかな
冬が来るまえに僕はどんな備えができるかな
心の寒さは冬が来るまえより先に訪れているけれど
さて、さて。
2010/09/19 (Sun)