詩人:どるとる
窓の隙間から
のぞく夜空に
たくさんの星たちが
キラキラ輝いている
君も見ているかな
もう寝ちゃってるかな
そんなこと考えながら僕もいつの間にか夢の中
何をしてる時でも
どこにいる時でも
いつも心の中には
笑ってる君がいるんだ
たとえば
君がいなくちゃ
僕はただの弱虫だ
君がいるから
強くなれるんだ
だから負けそうな時
こんな切ない夜
僕は目を閉じて
大好きな君を想う
不思議だけど
どっかから
強さがわいてくる
また立ち上がれる
いつか 僕もこの家を出てひとりで暮らし始めるころには
君も一緒に暮らしてほしいのさ
そして明日も
この窓から
のぞく夜空に
星が流れるでしょう
そしてまた
君を思うのでしょう
切ない夜は何度でもやって来るから
負けそうな時は何度でもやって来るから
そのたびに君を思うのでしょう
大好きな君を想うのでしょう
まぶたの裏で笑う君に笑いかけるのでしょう
街明かりは
ただ静かに揺らぎ
月が眠りに落ちたのを確かめたあとで
夜明けを呼ぶように
朝の訪れを待つのです
僕が君を待つように
君が僕を待つように
大切な人を待つように
はじまりのページを静かにめくる。