詩人:ジャガー
歩く人だかりの下で
立ち尽くす景色受け止めて
選んだ行き果ての道を
俺だけが彩って
ゲラゲラ持て余す隙間に
孤高の口をちりばめて
クズで散らかる部屋に
飲まれて眠る
呼吸をする間のような
本当些細なひとときに
歩き過ぎた行き果ての成れを
抱えられず絶望する
曖昧な信念を燃やして
簡単な問いにさえ振り回されて
何度も違う事を言うのは
実はそこには何も…
食らう言葉に耳をすまして
理屈を紐解いて暴き
納得したふりして促す
否定の術を隠したまま
信号を待つ間のような
本当些細なひとときに
流れ身にまかす人の群れを
見渡して絶望する
曖昧な現実を渡って
単純な日常に抗うように
何度も違う事を言うのは
実はそこには誰も…
呼吸をする間のような
本当些細なひとときに
歩き過ぎた行き果ての成れを
抱えられず絶望する
曖昧な信念を燃やして
簡単な問いにさえ振り回されて
何度も違う事を言うのは
そこには何も無く
思えば思う程ひとりきり