|
詩人:鰐句 蘭丸
明日には君が涙を拭くこの腕もこの胸も 君のものではなくなるけれど
明日には俺が口よせたその頬もそのくちびるも 俺のものではなくなるけれど
あの日の君の遙かな願いを俺は忘れない
のんびり屋でおっとりさんな君は俺の顔を見ずに横向いたまま
「20年後にあなたを ひとりじめ できたらいいな」
いますぐに欲しがったりしない 君らしい 遙かな願い
忘れられなくて ずっと覚えてる
君は覚えているのかな
覚えていたら ふたりの秘密だからね
明日はこの腕もこの胸も君のものではなくなるけれど
明日はその頬もそのくちびるも俺のものではなくなるけれど