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[111257] 剥想哀歌〜褪せぬ彩の或る場所〜

詩人:チェシャ猫

僕が抱きしめた震えるその肩を
ねえ今 誰に委ねているの・・・



彩或るもの全てが少しずつ褪せていくこの世界に
変わらぬものなど無いと知っていた
剥がれる様に消えていく想いから眼を逸らしながら
永遠を何処に求めてた?

咲き乱れていた筈の稚拙な祈り
唯伸ばした手に掴んでいたかったのは
幾年先迄も変わらぬ笑顔
終わりを告げる最後の一片が散り落ちても
未だ花弁を捜してた


嗤って 嗤って 嗤って・・・・
行き場を失くした心が哀しみに溺れないように
嘲って 嘲って 嘲って・・・・
感情まで麻痺して哀しみも死んでしまう程に


輪郭あるものすら移ろいでいくこの世界に
終わらぬものなど無いと知っていた
刻み付けるように綴られてゆく記憶に背を向けて
理想を何処に求めてた?



僕と重ねた震えるその唇を
ねえ今 誰と重ねているの・・・



p.s.
心から愛した貴方に捧げる、永遠に届くことは無いラブレターです。今貴方の手を握っているその手が、今度こそ貴方を幸せにしてくれるよう祈っています。  

  だからほら
        笑って 笑って 笑って・・・

2007/10/01 (Mon)
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