詩人:ゆにこ
目を開いたまま
現実の夢に飛び込むようだよ
鼓動がはやるたび
じっとりと汗ばんで
けれど不思議と嫌じゃないな
この恥じらいも
さっきまでのことは
もう過去の話で
これからの総てだって
すぐに昔になるのだよ
開戦前夜の高揚が
不安をなじって
空高く飛ばす
紅潮したまま
息遣いさえもきこえるほど
近い近い距離で
愛を見つめていたい
いまこの瞬間も
捧げるドラマ
命より確かなもの
主張するカルマ
有頂天のぼりつめて
そこからは新しい
ここからは新しい
きっと夢想以上の明日へ
2015/09/01 (Tue)