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[105899] 隣人は月の歩調

詩人:あいる

また明日ぁ



赤い電車と夕焼けが
あんなに綺麗に
混ざるから


やたらと
胸が満たされたりするの



世界を見下ろそうにも
学校の三階が限界値

悲しみは堕落して
脱ぎ捨てた不偏



それでも
今が続けばいいな。って


月に向かって
暗くなった空を歩いた




月は歩調を早めて
星のように小さくなった



また今日ね。



路頭を照らすのは
吸えない煙草の自販機と

何周目かの太陽とボク



白い自転車が青空に
あんなに綺麗に
映えるから



歩調が月に追いついて

今をユラリと流せるの

2007/07/23 (Mon)
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