詩人:快感じゃがー
彼女は、自分が大嫌いだって言った
外見も中身も
何もかもが嫌いだって。
鏡のなかの自分に向かって
「死んじゃえばいいのに!」って
ヒステリックに叫んだ
「あたしはブスだしデブだし、バカ。
何ひとつ、取り柄もない」
「勉強できない。運動できない。
人とも上手く付き合えない」
「もうとっくに諦めてる」
「だって、諦めるしかないじゃない!」
彼女は、1mmも肯定しない
1秒ごとに否定しつづける
認めることをしてしまったら
泣きたくなるから
もう、歩く力を
振りしぼれそうにないから
青空のなかに漂うおぼろげな雲・・・
不安な心模様を
ありありと映している
その孤独を思いながら
なぜか私は
またひとり、涙したんだよ
ねぇ、たいせつな人
たいせつな友達
あなたが劣ってるんじゃなくて
周りがとても優れてると
思いこんでいるだけだよ
愛し方を知らないだけだよ。
ここから始めることを
許してよ
変えていく努力を
変わりたいと願う心を
今を見つめる勇気を
すべてを認めて
歩きだす
記念日にしようよ
怖れるものは何もない
ただ、それだけのことなんだって
どうか
本当の現実に
目覚めてほしい
目に見えるものを
映してほしい
ちいさな革命、起こせるはず!
そうすれば
あなたの世界は
変われるんだよ
“私はあなたを救いたい。”