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詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日から明日
明日から次の日へと時間は進む待ってなどくれない 当然だけど
日の出とともに陽は昇り
日暮れとともに陽は沈み
夜になれば月が顔を出す
やさしく儚い明かりを町に灯す
時計は廻る、時間を刻み
一日一日と日を追うにしたがって僕を寂しくさせる
幼子と呼ばれ可愛がられた僕もいつしか嫌ってた大人にさせる
やむなく僕は大人と名乗る
流れゆく時間の波に弾かれぬように僕は時代を渡る鳥になる
言い様もない儚さと切なさを背負い込んで
人生という広い大空を飛んでいく
いつか辿り着く終わりを目指して
愛すべき誰かと出会い恋に落ちても
この胸に刻まれた傷跡は消えることなく僕を悩ませるでしょう
それでも自分を見失わず前を向いていたい
自分が築いた幸せを信じたいから
まっすぐにただひたすらなにものにも目をくれず一心に夢を目指し飛んでいくのです
飛んでいくのです
私はただの鳥それでもたった一羽のはかない1人しか生まれないまたとない鳥ですから。