詩人:未知
忘れてしまいたい過去
ぜんぜん忘れられなくて消えなくて
誰の記憶にも刻まれたまま
当人だってちっとも癒されなくて
なのに忘れたくないことばっかり
なぜか褪せてうすれて溶けてしまう...
ユメであってほしいと思う悲劇は
いつも現実に起こること
叶ってほしい素敵な世界は
たいてい夜の夢の中だけのお話...
いつもどこかなんかズレている
希望は独善的...
愛と正義に揉まれて傷む
だけどいつか君に胸張れる日を
本当はきっと待っている...
言葉にも態度にも出さないけれど
表情で読み取って。なーんて
期待に膨らむこの未来への想い...
負のモニュメント打ち建てた夜に
愚痴まみれのダイアリー
あなたの名前を全部消去した
別の選択肢を選んでも
いつも浮かぶ夢がある
矛盾した世界を許す為
清浄な光で癒す為。