詩人:雪 刀寿
うれしいと やたらめったら くちかずが多くなるから
見られてどぎまぎ
わざとさびしくしていようね
ちょい
うっとり ほほほ・・
見つめあい炎 でも、 なるべくしゃべるな
そうすると どんどん思いが湧き出るぜ
じっと静かに見つめあう
せりふ追っかけ会 リピート 猫みたいに頬すり寄せよう
この道を歩み続けて
まだまだ
ちょい肩に力が入りかけたりして
遠くにつらなる灯りを見つけると たのもしく
漁船・・街路・・・ビルの連なり
こっちもあっちも、ほのかなライトどうしで、
部屋にともした互いのランプをおもい合えば、
夜のしじまに
霧のような涙雨が、
血管とっくんめぐる
ぼくらのはしゃぎっぷりを
エコーするように
しびれ姿でひびくのさ
暮らしの中で、
いろいろやってきたなあ
今も しみじみ
見て、 聞いて、 張り切って 燃えた
まねして歌ったりもした
気丈夫に話を合わせたり、
さわやかに笑った
あるいは泣きつくし、
また別の時には ねたみ、 はにかみ、・・・
まだ 何か、し足りないことを残しちゃいないか?
そうだね・・・じわり気を伸ばす瞬間の積み重ねをたのしむべし!
一本ぎ(気)の自力を しっかり持って おこう
”おいしい” を つなげてゆく