詩人:ヒギシ
アルコールが胸を消毒したらしい重く深い眠りから覚めると朝の光がまばゆくって思わず笑えたんだ少し 開けた窓が涼しい風を吹き付けてきて去年の夏から吊ったままの、鈴を揺らしてる丘の上の白い教会で鐘がなるようだ、と口にすればそれは言い過ぎかなまた笑えそうな 馬鹿げた言葉でもこの狭い部屋窓から覗く青い空の上で鐘が鳴る 鐘が鳴る