詩人:甘味亭 真朱麻呂
明日の予定も決めてないうちからまた明日はそれでもやってくる
迷ってばかりの毎日でもそんなこと関係なくまた新しい迷い抱え
気付けばその迷いや悩みのせいでその重さで今にも倒れちまいそうさ
たとえばちょうど良い具合によくできたらたまには自分にはなまるをあげよう
自分を誉めてみるのも悪いことじゃないさ
goodな幸せが僕を未来で待っててくれてる
だから急がなくちゃ
今すぐ行かなくちゃ
走らなくちゃ間に合わないから
そろそろ楽するのやめて歩くのやめて走ろうかな
その日その時その日暮らしがちょうど良いと自分自身に問いかけてたけど それがバカだと気づいたら情けなくなってきたとても
それじゃなんだか心配ごとがたくさん出る気がしたから
だめなような気もしてきたから走ったのさ
だから
やれるだけやってみようと思った
最初からあきらめてちゃなにもできないから
仕方ないのさ立ち止まっててもだから描けるものは書けるものは書きまくるのさ
誰かに向ける憎しみの数だけ苦しみはやって来る厳かに隠したマスクのうらわはげば醜い本性の仮面がはぎ取られ素顔が明らかになる
露わになるたちまち世界は絡まった糸がほどけるみたいに笑顔を失くす つかの間に言葉はただの石膏と化す 動かないままの時は止まり全てが終わりゆき降り止まない雨もやがて赤い霧雨に変わる
なにも言えぬまま
なにもできぬまま
打ち沈むように
打ち沈むように
打ち沈むように…
僕はただ青く濃い悲しみの海に沈んでいく
僕はただ深く濃いせつない青に沈んでいく
どこまでも深く
そこのない暗闇(やみ)へ
どこまでも青く
どこまでも深い場所に落ちていく
悲しみを抱え背負ったままで足の着かない地面のない地底へ
落ちていく
落ちていく
落ちていく……。