詩人:さらら
雪の滴伝いし時の狭間夢覧る春の蜃気楼飽和し湯気のぬくもり霞む詠の行方彼方 迎う雪の雲夢隠しつつ白く街 村 降り積もる物語の先に春だと詠むにあまりに冬うつくしく哀しみ隠し白き蜃気楼 果て溶けた物語飽和し夢観た跡の雪溶け水隠れた跡の捜の詩