詩人:紙一重
泣いたわんわん泣いた分厚い壁が崩れる音を聞いた重たい装備がガシャガシャ落ちてった最後に残ったのははだしで膝を抱えてるこどもだった色白でひどくちっぽけで弱い生きものだと思った「これ見せたらママにほめてもらえるかな」一生懸命描いた絵をにぎりしめてその子は言ったきっとほめてくれるよと 私はその子を抱きしめてまたわんわん泣いたその子の目が どうしようもなくキラキラしていたから