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[117247] えんぴつと消しゴムの歌A

詩人:甘味亭 真朱麻呂


のような人ばかりじゃないみんながみんなそういう人間ばかりじゃないけど
この世界にはそんな身勝手な人があまりにも多すぎて悲しい
自分もその中の愚かな人たちのようにならないようにと愚かな考えはやめて今からでも改めようというような気持ちで歩き出せばいいのに
明日へ 明日から
僕もそんな人たちの毒牙にかからぬよう間違ってもそんな背中にあこがれを抱いたりそんな背中をかっこいいとか思って真似したり絶対に羨ましいなんて羨望の眼差しでなんて見ないから

たばこも吸うなら吸えよ吸い尽くすまでポイ捨てしても火事になるよりはましさ
許されない罪が重くなることはかろうじてないだろうから
ただ冷たい目で見られるだけさ
他人にはありがた迷惑なんだということも考えて常に自分は人を困らせてるってことを意識するようにすればいいと思う

人は欲望という絶対の罪の形を皆心に枷としてはめ誰もが抱いてる裁かれることはないけれど一歩間違えば欲望に走ればすぐに取り返しのつかぬ罪におぼれることだろう
抱いた罪の重さはとても自分が思う以上に重くて誰もが罪を犯そうと思えばいつでも誰でも犯せるという哀れな自由を生まれたときから皆抱いていてそれはたちまち罪を犯せば否応なくその罪の重さだけ自分を傷付けるもろ刃の自由でもあり
自分の中に宿った魔物を目覚めさせるものをいつでも抱いていることを決して忘れてはならないと思う
自分の中にあることを忘れてはならないと思うんだ

消しゴムのように
過ちを消せればいいけど消せはしない
単純な妄想におぼれないで おぼれないように生きろ 自由なきこの世界で誰もに与えられた終わりという気が狂いそうなほど皆口々に当たり前という要するに運命ってやつを抱いたまま 今をかみしめてわかっているなら先はあまり長くないことを改めてぐっとこの胸で確信したなら 生きていこう

2007/12/20 (Thu)
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