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詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕がまだ知らない行ったこともない世界のことを語って聞かせてくれよ 知りたいからさ ねぇ
いつか君にもわかったように僕が今悩んでることの答もわかるのかな いつか…もうすぐすればわかるのかな いつかいつかっていつになったらいつそれはわかるというのか
少しいらだつけど
ただ君はいつかいつかと相変わらず言っていつか見えるさと根拠のない励ましをくれる 僕はその言葉を聞くたび悲しい色に心は染まりもうその言葉は聞きあきたよと毒づくのさ
明日はきっと鮮やかな日になるのかな
はれてくれることを祈りながらもその心のどこかでなぜか不安な思いで心配してるんだ本当に大丈夫なのかなってまだ信じられずに描いている最中の明日のイメージは描いてる途中ではまだ完成されたものじゃないから無意識の中での作業だからひとたび意識を持ち意識し始めればわからなくなる
目が覚めたときのように何の夢を見てたのかそれすらも何もかも真っ白になる
何ひとつ持ち帰れないそこにはふれられない
夢から現実には何も持ち込めやしない
都合の悪いバッドカテゴリー選んでる暇などもはやなくずるいと叫んでも過去なんだからと遮られるのが当然落ちさ
何もかも全て知ったような口振りで偉くもないのに偽りの偉さで本当を嘘で固めてるずるい僕
本当にずるかったのは何よりも僕だった
いま始まるその全てに突然の別れを告げ
また新しい日々に戻る
夜は更け朝になり
また違う答をそこに導き出しまあいいかと違う答でどこか満たされない心をなんとか埋め合わせるのさ
それでもぜったい満たされるわけもなく満たされたわけもなく僕は切ないよ…
思いもしない始まりは突然の別れにより終わりにすぐ変わった
まるで華やかにみんなで祝うはずの結婚式が一瞬のうちにお葬式へと変わり果てるように
それは思いもよらないときに突然のように訪れて